Laird Thermal Systems が次世代オプトエレクトロニクス パッケージ用のマイクロ熱電冷却器を開発


マイクロMBXシリーズはスペースの限られた光電応用機器向けに小型ながら優れた排熱容量の熱電冷却器です

202344-レアードサーマルシステムズ社は、スペースに制約のある小型の高温機器に対応するマイクロ熱電冷却器を提供、製品の冷却能力を拡大します。新製品「MBXシリーズ」は、次世代の熱電材料と先進的なセラミック基板を使い、1.6mm×1.6mm×0.9mm(厚さ)と超小型です。熱電材料の充填率が高いため、従来の熱電冷却器と比べて低い電流で排熱密度が最大27W/cm2と高いのです。

環境条件が変わっても、正確な温度安定性を示すため、小型のMBXシリーズは自動運転用の次世代LiDARシステムや、通信用の挿抜可能な光トランシーバ、各種高性能な応用機器向けInP(インジウム燐)VCSEL(表面発光型レーザー)に使えるように設計されています。

この製品シリーズの応用機器は、専用にカスタマイズされる傾向が強いため、独自のセラミック基板の材料と厚さが求められます。最大リフロー温度230℃と280℃の2種類のハンダを使うことができます。リード端子のある製品はワイヤーボンディングが標準的に可能で、LTSAuメッキのパッドかワイヤーボンディングできるピラーの端子です。特別仕上げのオプションでは、セラミック基板上にAuメッキしたパターン配線した製品や、スズの前処理メタル加工した表面、サーミスタを取り付けた製品があります。

光電市場の新しい冷却機器は、熱電冷却器のプロセス技術の限界を押し上げています。レアードサーマルシステムズ社は、ローエンドから専用品、MBX製品シリーズまで全く新しい製品ラインを構築しています。このMBXシリーズは、正確なプロセス制御と再現性のある量産が可能で、競争力のある価格で販売します」と当社熱電製品ディレクターのアンドリュー・デレッカ氏は述べています。

MBXシリーズは、過酷な環境下での高い再現性と長寿命動作を確認するため顧客の特殊用途に向けて開発された、独自の熱電冷却器向けのテレコーディアGR-468 コア品質認証試験を受けているところです。当社の代理店に連絡して御社の応用機器の要求についてお話合いください。

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レアードサーマルシステムズ社

レアードサーマルシステムズは、医療や、工業、通信の各市場にまたがり要求の強い応用に向けた熱管理ソリューションを設計、開発、製造しています。当社は、能動的な熱電冷却器や冷却アセンブリから温度コントローラ、液冷システムまで、この業界で最も広く多岐に渡る製品ポートフォリオの一つを製造しています。類を見ない熱管理の専門知識を備えた当社のエンジニアは、先進の熱のモデル化技術と管理技術を駆使、複雑な熱や温度制御の問題を解決しています。広範囲の設計、試作、社内試験能力を提供することによって、当社は、製品開発のライフサイクル全体を通して、リスクを削減し市場投入期間を加速するため、顧客と密接にパートナーを組んでいます。当社の世界的な設計と製造、サポートのリソースが顧客を支援し、顧客の製品設計サイクル短縮を支援し、生産性を最大に高め稼働時間を伸ばし、性能や品質を大きく上げます。レアードサーマルシステムズは、標準品あるいはカスタム品の熱管理ソリューションのための最適な選択肢と言えます。

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